防災用品の点検をしていて、賞味期限が3か月過ぎた缶詰やアルファ米を発見。「もう食べられないの? 全部捨てるのはもったいない……」

備蓄あるあるの筆頭がこの悩みです。結論からいうと、期限の種類によって考え方がまったく違います。捨てる前に、まず表示を確認しましょう。

「賞味期限」と「消費期限」は別物

食品の期限表示には2種類あります。

そして重要なのは、消費者庁などの解説にあるとおり、賞味期限は過ぎたらすぐに食べられなくなるという意味ではない、という点です。非常食や備蓄食品のほとんど(缶詰・アルファ米・レトルト・保存水)に付いているのは「賞味期限」のほうです。

賞味期限切れの備蓄食品、どう判断する?

賞味期限が過ぎた食品を食べられるかどうかは、最終的には消費者自身が個別に判断する必要があります。判断の際は次の点を確認してください。

なお、これは「期限切れでも大丈夫」と保証するものではありません。不安があるもの、乳幼児や体調のすぐれない家族に食べさせるものは、無理をしない判断が大切です。

「期限切れ備蓄」を出さない仕組みに変える

期限切れを見つけるたびに悩むのは、正直しんどいものです。根本的な解決策は、期限が切れる前に食べきる仕組みに変えること。それが、普段の食事で消費しながら買い足す「ローリングストック」です。

おすすめの運用は次の3つです。

  1. 期限の近い順に手前へ置く(先入れ先出し)
  2. 「あと1〜2か月」の食品は今月の献立に組み込む。レトルトカレーの日、缶詰アレンジの日を作れば、防災訓練を兼ねた食事になります
  3. 点検日を年に数回決める。3月1日・6月1日・9月1日・12月1日の「防災用品点検の日」が目安です

また、これから買い足す非常食は、5年・7年といった長期保存タイプを選ぶと入れ替え頻度を減らせます。

まとめ

とはいえ、家中の備蓄の期限を記憶だけで追いかけるのは無理があります。備蓄の期限管理には、期限が近づくと事前にお知らせが届くWebアプリ『備蓄めぐり』もどうぞ。「悩む前に食べて入れ替える」が習慣になります。


※本記事は食品表示制度に関する一般的な情報の解説であり、期限切れ食品を含む個別の食品の安全性を保証するものではありません。食べるかどうかの最終判断はご自身の責任で行い、少しでも不安がある場合は食べないでください。体調に不安のある方、乳幼児・高齢者・妊娠中の方が食べるものについては、特に慎重にご判断ください。


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