特集

9月1日「防災の日」までの
7日間プログラム

気になりながら、後回しになりやすい防災の備え。1日10〜40分を目安に、7日間でわが家の防災の土台を整えます。 無料の計算アプリと印刷シートを使いながら進められます。

なぜ、この時期に備えるのか

備えは「いつでもできる」からこそ、いつまでも手をつけません。 だから日付を口実にするのが、いちばん確実です。

「防災の日」は毎年9月1日で、この日を含む1週間が「防災週間」です。 防災週間の期間は昭和58年(1983年)以降、毎年8月30日から9月5日までと 決められています。

設けられた趣旨は、資料にこう書かれています。 「政府、地方公共団体等防災関係諸機関をはじめ、広く国民が、台風、豪雨、豪雪、洪水、 高潮、地震、津波等の災害についての認識を深めるとともに、これに対する備えを充実強化することにより、災害の未然防止と被害の軽減に資するため」。

「認識を深める」だけでなく「備えを充実強化する」まで書かれているのが、 この週間の趣旨です。知って終わりにせず、家の中を実際に動かす。

とはいえ、何から手をつけるかが分からないまま「備えましょう」と言われても動けません。そこでこの特集では、9月1日までの7日間に割って、1日ぶんずつ進める形にしました。まずは下の7問で、わが家の今の状態を確かめるところから始めてください。

なお、備蓄の点検だけを短時間で済ませたい方は、9月1日「防災の日」までにやる、備蓄見直しチェックリスト7項目のほうが早く終わります。 この特集は、そこに避難先の確認・家の中の安全・家族での共有まで含めた広い版です。

まず、どこから始めるかを決める

7つの質問に答えると、おすすめの開始地点が分かります。 これは安全度を採点するものではなく、どこから手をつけると効率がよいかの目安です。

  1. 自宅がハザードマップでどの区域か、知っていますか?
  2. 家族に必要な水や食料の量と、家にある量を、くらべたことがありますか?
  3. 家にある飲み水と主食の量を、だいたい言えますか?
  4. 断水したとき、トイレをどうするか決まっていますか?
  5. 寝ている場所の近くにある家具の転倒対策は、済んでいますか?
  6. 非常持ち出し袋の中身を、この1年で確認しましたか?
  7. 水や持ち出し袋の置き場所を、家族みんなが言えますか?

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7日間のプログラム

所要時間は、確認と整理の目安です。不足品の買い物、家具の固定、家族との相談にかかる時間は含みません。 できる日から、できる範囲で進めてください。1日ずつでなくても、順番どおりでなくても構いません。

  1. 1日目

    わが家の災害リスクと避難先を知る

    20分

    ここがすべての土台です。ハザードマップで、自宅周辺の災害リスク・避難場所・避難経路を確認します。実際の災害時は、建物の状態、気象・避難情報、家族の事情もふまえて行動します。平時に選択肢を知っておくことが、安全な判断につながります。

    ハザードマップポータル(国土交通省)

    くわしく: 在宅避難という選択肢

  2. 2日目

    わが家に必要な量を知る

    10分

    「どれだけ要るのか」を数字にします。家族の人数を入れるだけで、水・食料・トイレの必要量が出ます。ここが分からないまま買い足すと、多すぎたり足りなかったりします。

    そなえ計算室でわが家の量を出す

    くわしく: 使い方の記事

  3. 3日目

    水と食べものを数える

    30分

    家じゅうのペットボトルと、主食(ごはん・めん・パン)を数えます。おかずは別に数えます。パックごはん1個とレトルトカレー1袋は、合わせて1回の食事だからです。

    そなえ調べ(数えるシート)

    くわしく: ローリングストックのコツ

  4. 4日目

    トイレと停電に備える

    20分

    見落としがちですが、断水したとき最初に困るのがトイレです。あわせて、明かりと電源も確認します。懐中電灯は電池が入っているか、その場で点けてみてください。

    備蓄めぐりに登録して期限を管理

    くわしく: 停電に強い家にする3点対策

  5. 5日目

    家の中の安全を確かめる

    20分

    備えがあっても、家具が倒れてケガをしては使えません。寝ている場所の頭上に倒れてくるものはないか、避難経路をふさぐ物はないか。ガラスの飛散や、火の元も見ておきます。

  6. 6日目

    持ち出す袋と、家族固有の品を用意する

    40分

    「家にいられない時」のための袋です。手持ちのリュックと家にあるもので、大半はそろいます。あわせて、家族にしか要らないものを足します。常備薬とお薬手帳の控え、眼鏡の予備、乳幼児用品、介護用品、ペットのフードとリード。市販のセットには入っていないものばかりです。

    くわしく: ペットと一緒に生き延びる

  7. 7日目

    家族で確かめる

    30分

    備えた本人しか場所を知らなければ、外出中の災害では使えません。「水はここ」「持ち出し袋はここ」を家族で共有し、はぐれたときの集合場所と連絡方法を決めます。玄関まで実際に歩いてみるだけでも違います。

お子さんがいるご家庭へ

お子さんと一緒に、数えながら進められるシートを無料で公開しています。 おうちの水と食べものを数えて、家族に必要な量とくらべるだけ。予想して、数えて、くらべて、まとめる——研究の形になります。

小学5〜6年生むけ / 登録不要・無料 / 広告なし / 入力した内容はどこにも送られません

そなえ調べを ひらく

出典